歯から健康にブログ

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あなたは親知らずを抜くべき?それとも抜かなくてもよい?

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「親知らずが生えてきたけど、抜いたほうがいいの?」

 

「親知らず痛くないし、抜かなくてもいい?」

 

あなたは親知らずを抜くべきか悩んだ事はありませんか?

 

ここでは、親知らずを抜くべきなのか残すべきかをお伝えしていきますね。

 

目次

  1. 親知らずとは??
  2. 親知らずが生えない人もいる
  3. 親知らずを抜くべきケース
  4. 親知らずを抜かなくても良いケース
  5. まとめ

 

 

親知らずとは??

親知らずとは大臼歯の1番奥に位置する歯で第三大臼歯や親知らずと呼ばれます。

前歯から数えて8番目の歯です。

個人差はありますが、16〜22才の時に生えてくる歯で、親に知られずに生えてくることから「親知らず」と呼ばれています。

 

✳︎ちなみに英語では知恵がついてくることに生えてくることからWisdom tooth(知恵の歯)と呼ばれ、韓国語では愛を知る頃に生えてくることから사랑니(愛の歯)と呼ばれています。

 

 

親知らずが生えない人もいる

親知らずはすべての人に生えてくると思われがちですが、生えてこない人もいます。

 

これは遺伝などの影響によりますが、生えてこないからといって慌てる必要はありません。

 

生えてこなくても問題ないです。

 

生えくるのかはレントゲン撮影などで判明するので、一度歯医者で確認してもいいかもしれないですね!

 

親知らずは抜くべき?

親知らずを抜くべきケースは以下の2つ

  1. 真っ直ぐではなく、横や斜めに傾いて生えてくるケース
  2. 噛み合う歯がないケース

 

現在の日本の若者は固いものを噛む習慣が減り、その結果顎が小さくなっていると言われています。

 

それに伴い、歯が生えるスペースも小さくなっています。

 

そのため、本来親知らずが生えてくるスペースがなくなり、無理やり生えてこようとするので、横や斜めに傾いて生えてきてしまいます。

 

その場合は抜いたほうが良いでしょう。

 

というのも、横や斜めに傾いて生えてきた場合、1つ前の歯(第二大臼歯)との間に汚れが溜まりやすくなってしまいます。

 

食べ物が溜まりやすい上に、歯ブラシも届きにくいからです。

 

汚れが溜まってしまうと、親知らずだけではなく、第二大臼歯も虫歯や歯周病なってしまうのです。

 

また、他の歯を押して生えてくるため、歯並びが変わってしまったり、他の歯の根っこに悪影響を与えてしまうケースもあります。

 

以上の理由から、横や斜めに生えてきた場合は親知らずを抜いたほうが良いでしょう!

 

ただし、横や斜めに傾いて生えてきても本人が気づかないケースもある!

というのも、横や斜めに傾いているが、歯茎の外に頭を出してこないケースです。

 

このケースだと、親知らずが生えてきていないと思ってしまうのですが、歯茎の中で親知らずが他の歯を押してしまっています。

 

特に親知らずの1つ前の歯(第二大臼歯)の根っこを溶かしてしまうなどの悪影響を与えてしまうことがあります。

 

本人は気づかないので、定期的に歯医者で検査(レントゲン撮影など)を行ってもらいましょう!

 

また、噛み合う歯がないケースも抜くべきです。

 

上の親知らずは生えてるのに、下の親知らずは生えない。また、その逆の場合もあります。

 

そのような場合、親知らずと噛み合う歯がないことがあります。

 

親知らずではなく、他の歯(第二大臼歯など)と噛み合っていれば良いのですが、どの歯とも噛み合ってない場合は、親知らずが挺出する可能性があります。

 

つまり、伸びてくるのです!

 

歯は空いてるスペースに伸びてくる性質があり、噛み合っていない親知らずはスペースを埋めようと伸びてくるのです。

 

噛み合わないので、食事で不必要なだけでなく、伸びているので、今後も歯科的に使いづらいため、抜いて良いでしょう!

 

 

親知らずを抜かなくても良いケースは以下の2つ

  1. 真っ直ぐ生えてきている
  2. 歯茎の中で真っ直ぐ埋まっている

 

親知らずが真っ直ぐ生えてきている場合、歯磨きも問題なく行えますし、他の歯に悪影響を与えてしまうことも少ないです。

 

また、今後の歯科の発展により、歯を再生する技術などが生まれれば、その際親知らずを使うこともできます。

(私自身の希望的観測です)

 

また、歯茎の中で真っ直ぐ生えてきている場合もわざわざ抜く必要もありません。

 

真っ直ぐ生えているため、他の歯に悪影響を与えてしまう可能性も低いからです。

 

親知らずの歯磨きをさぼってしまうと大変なことに

親知らずは口の中の奥の方にあり直接見ることが難しいです。

 

また、歯ブラシが届くのも難しく、汚れが溜まってしまいやすい歯なのです。

 

そして、親知らずに汚れが溜まってしまうと、「智歯周囲炎」という状態となり、急激な痛み、顎まわりに広がる腫れ・発赤が症状として現れます。

 

その炎症がさらに進むと、花道を圧迫し呼吸困難、最悪の場合死につながってしまいます。

 

歯磨きをする際には鏡で見るなどして、日頃の親知らずのケアを怠らないようにしましょう!

 

まとめ

親知らずの生え方により、虫歯や歯周病、歯並び不正になってしまうケースがあり、そのような場合は抜いたほうが良いでしょう。

また、真っ直ぐなら問題なく生えているなら抜かなくても良いでしょう。

親知らずは磨きづらいので炎症が起こりやすい。急激な痛みなどの症状が出てしまうので、歯磨きは丁寧に行いましょう。